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【阪神】赤星憲広(臨時コーチ) 春季キャンプ まとめ

赤星憲広(臨時コーチ)がキャンプに来たー! 【阪神タイガース

こんにちは。ぴぴです。

今回は、阪神OBの赤星憲広氏です。

臨時コーチとして、キャンプに登場しました。3日間ですが「走塁の極意」を伝授しました。さらなるレベルアップが期待されますね💪😁

どういった指導をされたのか、まとめてみました🤔

では、参りましょう。

 

 

赤星憲広プロフィール

まずは、赤星氏の簡単な紹介です。

愛知県出身。1976年4月10日生まれ。

00年ドラフト4位(JR西日本から)阪神入団。

右投左打。中堅手。背番号53。09年引退。

主なタイトル
  • 新人王(39盗塁) (01)
  • 盗塁王:5回(01〜05)

   *セ・リーグ記録

   *新人から5年連続は史上最長

   (01、03〜06、08)

  • 月間MVP:1回 (05.4)

 

通算成績

1127試合 打率.295

安打1276 盗塁381 出塁率.365

本塁打3 打点215

 

09年、長期にわたる首のケガの悪化により、ドクターストップ。引退となりました。

11年、15年とコーチを打診されましたが、体調面を理由に断っています。赤星コーチが実現していたら、盗塁王阪神から毎年のように出ていた可能性がありましたね。

 

2月4日(1日目)

午前練習前

まず、午前の練習前に円陣を組みました。そこで、赤星氏は「覚悟しておいて下さい!」と気合いを入れました。

 

オーバーランについて

野手全員(外国人選手を含め)にオーバーランについて説明しました。

落合監督時代(中日)は、選手たちの気持ちの持ち方が凄かったことを例に挙げました。「ワンヒットで二塁に行ってやる。」という貪欲な気持ちが嫌だったそうです。

そして、赤星氏が現役時代にしていたことを説明しました。それは、レフト前ヒットとライト前ヒットのオーバーランの違いです。「レフト前なら、1、2塁間の半分以上行き、行けたら(そのまま2塁に)行ったりしていた。」と“次の塁を貪欲に狙え”という意識を伝えていました。

 

オーバーランが下手な選手は、他球団も含めていますからね。見ていて歯がゆくなりますよね。やはり、練習のときから気持ちを持っていないと試合にも影響しますからね。意識改革は、全選手にしてほしいです!

 

内野安打打法について

岡田監督から「ちょんと走り打ちでセーフやったらチームにプラスになる。」と言われた赤星氏。それを踏まえて指導にあたりました。

それには、基本的に足の速い選手でなければなりません。

走塁のスペシャリスト、近本中野島田植田小幡を集めました。選手たちには、状況による打ち方を説明しました。

練習内容は、三遊間に内野安打狙いのフォームで、トスを打ち返す。そして、1塁へダッシュする。結果は0.3〜0.4秒速くなりました。

この内野安打狙いのバッティングが増え、成功率が上がると出塁率が増える、そして得点に繋がるわけですからね。ぜひとも、少しはできるようになってほしいところです。

赤星氏は、特に「近本、中野は2ランクは上に行かないといけない。」と期待しています。2人には、これから何年も盗塁王を争ってほしいですね。

 

足からの帰塁について

ここでは、走塁のスペシャリスト近本中野島田植田熊谷を集めました。

赤星氏は、岡田監督から「足から戻れるなら足から。」とお願いもされたそうです。

足から帰塁だと、リードが少し大きくできるので、“盗塁がしやすくなる”や“送球ミスで二塁に行きやすい”というメリットが生まれます。それに、ヘッドスライディングより怪我が減りますからね。

イチロー氏も、どんな状況でもヘッドスライディングをしてはいけないと言ってましたね。怪我によっては選手生命も絶たれますからね。

 

2月5日(2日目)

2軍キャンプ

やはり、1軍とは内容が変わりました。

2軍では、1軍に上がるための教え方になりましたね。

 

スライディングについて

ベースにスライディングする際、ケガのリスクがあります。だから、アマチュア、プロ関係なく練習をあまりしないんですよね。

ですが、赤星氏は「逆に練習しないとケガをする。」と説明しました。

 

練習内容

  • 練習ではお尻に土がつかないように

   →地面に接触するとスピード減

  • 上体を倒さないように

   →準備が速くなる

  • ギリギリまでスピードを落とさない

 

まず、1軍に上がれるとしたら、バッティングよりも走塁や守備の上手さがポイントになりやすいです。

日頃から、走塁を大切に練習し、試合でも綺麗な走法ができれば指揮官の目に止まりやすいです。

走塁から、1軍に呼ばれる選手もたくさんいますし、すごい人から学べましたから、ぜひ体得していただきたいですね。

 

注目ポイントは、試合のとき走塁のスライディングの後、お尻が汚れていないかチェックしてみましょう。

 

センスが光った選手

赤星氏が「センスがある。技術的なものは非凡、バッティングとかも含めて将来が楽しみ。」と評価されたのが遠藤成選手です。

まだ、1軍での試合はありません。4年目ですから、もうそろそろ1軍に呼ばれないと、ですね。期待して待ちたいですね。

 

2月6日(3日目)

選手全員

また、1軍に戻りました。

この日は、雨で室内練習場で選手全員にチーム連携を指導しました。赤星氏の走塁術、考え方を教え指導しました。

 

青柳晃洋投手の逆取材

なんと、青柳投手が赤星氏に質問攻めだったようです。さすがはエースです。

昨季は盗塁を1つ許してしまいました。今季は、0に抑えたいということです。ただでさえ、走れないピッチャーが無敵に近づくチャンスでしたからね。ここぞとばかりに質問攻めです。

赤星氏は「俺が現役だったら、絶対走りたい選手」と走塁のスペシャリストとして対戦したかったそうです。

さらに「青柳君と勝負してくるランナーはほとんどいない。それだけ抑えられているわけだから、バッターに集中すればいい。」とアドバイスしたそうです。

他に、どんな問答をされたのか、すごく気になりますよね。

 

最終日終了後

「思っていたより、(走塁の)力がある。僕が持っているものは教えることができた。」

「力が入ると蛇行するので蛇行しない走り方、体重のかけ方を教えました。やり続けないといけない部分なので、継続してもらえれば。」

 

阪神のレジェンドである赤星憲広氏による、3日間ですが臨時コーチが終了しました。今回できることは、全て選手に伝えられたようです。きっと何人かの選手が、目に見えて結果を出してくれることでしょう。

 

最後に。

今季は「グリーンライト」が廃止されます。

グリーンライトとは、青信号という意味で“サインなしで盗塁してもいい”、“行けたら行け”と選手個人の判断に任せることです。

それが、“サインを出したら走れ”に変更されます。

赤星氏は選手たちに「そんな戸惑わなくていいから。監督が背中を押してくれると思って走ったらいい。」とアドバイスしていました。

そうです。「失敗したらサイン出した監督のせいや!」と思えばいいんです。

ちゃんと、普段から走塁の練習や意識を持っておくことが大事ですね。そして試合では、サインが出れば思いっきり走るということですね。楽しみにしていましょう。

 

ありがとうございました。

ほな、また。