【アスレチックス】【阪神】藤浪晋太郎投手とは?
こんにちは。ぴぴです。
前回は藤浪晋太郎投手(28)のメジャー合意のことを書きました。
今回は、現在の藤浪投手を、簡単に紹介したいと思います。
では、参りましょう。
昨季の成績は?
昨季の成績は、先発10試合、中継ぎ6試合の66回2/3で、防御率3.38でした。
そして、これが素晴らしかったのですが、四球率7.6%でキャリアベストを出しました。制球力が良かったですね。
なぜ、活躍できないのか?
もう、潜在能力は並大抵のものではないのですが、抱えている問題があります。
“制球難”です。
精神面
メディアなどでは、主な要因として“イップス”ではないかと言われています。ですが、一部専門家などから違うという話もあります。実際のところ、詳しいことはわかりません。
新人から3年連続の2桁勝利と華々しい活躍でした。しかし、試合中抜け球や引っ掛け球などで突如制球に苦しみ、先発で5回もたずにマウンドを降りるシーズンが増えました。
これが要因となり、“イップス”ではないかと、この言葉を知らない人まで覚えてしまうぐらい広まりました。
そして、野球解説者はメンタルの弱さを強調するようになり、ファンもそう認識するようになりました。
ですが、ここ数年は復調しています。自身も自信を持って投げている感じがします。先発のみならず、中継ぎ登板でも結果を残し、抜け球や引っ掛け球を投げた後も崩れることが減っています。
ファンの方たちの信用も取り戻してきた感じがします。
技術面
潜在能力は文句なしです。
どの球団に行ってもエース級です。
何といっても投げるボールはとても魅力があります。ストレートは160キロ以上、それにツーシームとカットボール。スプリットは145キロ以上、スライダー、カーブは140キロ以上です。
基本は、ストレート、カットボール、スプリットの3種類が98%を占めています。
ストレートの平均速度は154キロです。
特に、スプリットの平均速度146キロは山本由伸(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)より上回っています。
2人の教え
この数年は、特にこの2人に教えていただたことが良かったのではないか、と思っています。
まず1人目は、“山本昌”氏です。数年前、キャンプに臨時コーチに来ていたときに教えてもらいました。
投球時、“回内(かいない)を意識すること。手首を立ててリリースする、腕を内側にひねること。”を、臨時コーチ後も口酸っぱく言われていました。
「あれ?山本昌さんって阪神OBやったかな?」っていうぐらい、他の阪神の選手も教えていたり、関西のメディアにも出まくるぐらいでした(笑)
2人目は、“巨人の菅野智之”投手です。数年前、オフシーズンの自主トレに参加させてもらい教えてもらいました。
“ピッチングは下半身”という考え方です。特に、教えられたのは「右足を蹴り込むこと」です。
これは、投球動作で打者側に体重移動するとき、右足でしっかりマウンドを蹴ること。このことで、体が開かなくなるということでした。
この2人からの助言は、藤浪投手の投球に大きな変化をもたらしたと思います。確実に、マウンド上でもわかりますからね。
ただ、これまでのクセは一朝一夕にとはいかないので、復調するまで時間がかかっています。ですが、ここ数年の状態は良くなっています。
最後に。
阪神球団は、藤浪投手のポスティング移籍をあっさりとOKしたようです。
普通は、何勝以上したらや優勝したらなど、条件をつけたりして渋ることが多いのですが。
球団としては、親心だったのか、必要性にかけていたのか。う〜ん、どちらだったのでしょうか。阪神は、時には冷たいことをする球団でも有名ですからね。
依然として、藤浪投手の阪神ファンの人気は下がっていませんから、これからも盛り上がっていきますね(笑)
ありがとうございました。
ほな、また。