オススメの落語「手水廻し」、ネタバレも。
こんにちは。ぴぴです。
今回は、おすすめの面白い落語「手水廻し」です。
「手水」って何?
手水(ちょうず)は、上方で、銅などのタライ(洗面器)に水やお湯をいれたもの。
使い方は、
- 手水をつかう
①朝起きて手や顔を洗う
②寺社で手や口を洗う
- 手水に行く
トイレに行く
- 手水を廻す
タライを持ってくる、いくこと
こんな感じです。知らないと意味わからないよねぇ。
簡単に説明すると
ことわざにある「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」を用いたお話です。
田舎の宿屋の者が大阪の客を怒らせてしまい、大阪の宿屋に泊まりに行き恥をかくというお話です。
ここからは、ネタバレです
田舎の宿屋に泊まった大阪の客が、朝、顔を洗おうと、女中に「手水を廻してください」と頼みます。わからないので、主人→板場のきすけ→お寺の和尚さんと順番に尋ねていきます。
すると、「手水」のことを「長頭」と間違って理解します。そして、長い頭のいちべえを呼んできます。いちべえが、長い頭を回したおすことにより、客を怒らせてしまいます。
ここからは、舞台が変わります。
「手水」を知るために、主人ときすけが大阪の宿屋に泊まります。そして、朝になり「手水」を頼みます。
"お湯の入った金ダライ(洗面器)"、お盆の上には"塩"、"房楊枝(歯ブラシ)が運ばれてきます。
きすけが、料理人なので、お湯に塩を入れ、房楊枝で混ぜて飲むものだと考えます。喜んで二人がかりで飲み干します。
すると、襖が開いて、「もう一つ、ここへ置いときます。」と持ってきます。
そうなんです!二人いるから、二つあったんですね!
ということで、
「悪いねんけど、後の一人前、お昼によばれます。」
というオチがつきます。
最後に
できれば、見聞きしていただきたいです。時には、落語家さんが汗だくになりながらで、面白いですよ。
落語家さんによって、味付けが少し違いますが、桂雀々さんオススメです。
ほな、また。